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事業連携企業トップインタビュー【株式会社土屋ホームトピア】代表取締役社長・菊地英也

トップインタビュー【株式会社土屋ホームトピア】

代表取締役社長・菊地英也

吉谷)まず企業沿革から合わせて、事業内容をお伺いできればと思います。
菊地)はい。土屋ホームトピアといいまして、土屋ホールディングスグループになります。
会長である土屋公三が創業者でして、元は5つほどの会社がありましたが、今は3つです。
1つ目は「土屋ホーム」という新築部門、2つ目は「土屋ホーム不動産」という不動産部門、そして我々「土屋ホームトピア」というリフォーム・リノベーション部門になります。
今はこのように分かれていますが、最初に「土屋ホーム」として創業したのが今から52年前です。

吉谷)そのようなかたちで北海道からスタートされたのですね。
菊地)そうですね。北海道からスタートして10年ぐらいで東北へ。特に郡山を拠点に福島に進出して仙台にも支店をつくり、それから7年ぐらいで今度は首都圏というような展開をしました。

吉谷)社長はご就任されて何年になられますか。
菊地)2008年入社です。創業の歴史の中で12,13年分くらいですね。新卒で土屋ホーム入って、今が60歳なので…社歴自体は38年です。

吉谷)土屋ホームご入社から土屋ホームトピアの代表取締役社長に就任されて、まずは何をされましたか。
菊地)私はリフォームの知識がなかったので、膝を突き合わせて「話す」ことしかできなかったんです。特に役員3,4人と毎日何時間も話をしました。社員とも「どうしたら改善できるのか」を話しました。
ピンチの時は、「何がうちの持ち味で」「何が世の中のためになるのか」「僕たちは何のために仕事をしているのか」この辺の真髄を話すことしかなかったんだなって思います。
この時代から副社長の舟橋、専務の冨川とはずっと一緒ですね。ピンチを乗り越えた、立役者たちです。

吉谷)土屋ホームトピアの主要事業内容としては、リフォーム・リノベーションでいらっしゃいますよね。
菊地)もちろんそうですね。主の事業は住宅のリフォーム・リノベーションです。
いま私の手元にある手帳は、社員みんなが持っているんですが、
ここに土屋ホームトピアの夢というか、進む方向性が企業ビジョンみたいな形で書いてあるんです。
吉谷)どんな手帳なのでしょうか。
菊地)会長である土屋公三が生み出した「3KM(スリーケーエム)手帳」なんですが。
「個人(KOJIN)」「家庭(KATEI)」「会社(KAISHA)」の3Kと
「目標(Mark)」「管理(Management)」「意欲(Motivation)」の3Mから名づけられた手帳です。
要は人生設計書。周りに感謝して、夢目標を実現しよう!ということで、多くの企業さんにもご使用頂いているんです。
社員もそれぞれ個人の夢を実現しようと、家庭の中の目標もみな記しています。

吉谷)社員の皆さん1人ひとり、そして家族にまで想いをもった企業風土が手帳からも感じられますね。これからのビジョン、方向性などもお聞かせいただけますか?
菊地)我が社が使命として思っているのは、元々は会長が創業したスタートに遡ります。
会長の子供さんが重度の障害を抱えていて、「全ての人が快適な住まいを提供するんだ」っていうことが目的だったんです。
普通は全ての人といえば、「一般的な全ての人」っていうことだと思いますが、会長にとってその全ての人は、障害のある方もない方も、高齢者も若者も赤ちゃんも、全ての人が快適な住まいを享受できるような提案をするということを使命としたんです。
なので、やはり「リフォーム・リノベーションで人を幸せにする」というのが目的です。
その「人」というのは、まずは社員なんです。もちろんお客様も一番ではあるんですけど、社員も一番なんです。

吉谷)「社員が一番」という会社の想いがあるからでしょうか?土屋ホームトピアの社員さんはみなさん、生き生きされていると感じます。
菊地)そうですね。働いている人が生き生きしていて、自分たちの仕事を楽しんでワクワクしてやっているというところに、お客様も「また行ってみたい」と思いますよね。
土屋ホームトピアでしかできないような使命を、お客様と喜びやワクワク感を共有して、そしてそれが世の中の貢献に繋がっていくということを目指していこうと思います。
吉谷)社長が社員の皆さんに「あなたたちの幸せが一番にあってこそ」と伝えて実践しているからこそ、社員の皆さんは、目の前のお客様に対してお客様の幸せを一番に考えられるんだなということを今改めて思いました。

吉谷)今後のファミリー層に向けての展開についてはいかがでしょうか?
菊地)最近は2世帯のリフォームなんかが伸びてきています。
そういった親との同居だけでなく、少しのリフォームで子育てや教育にも役立つとか、独身の女性が自分用の家を…といったニーズも増えてきていますね。
吉谷)はい、実感があります。現在の社会状況などから「新築購入」という選択肢だけではなかなか難しい状況になっていますよね。家を持つことへの意味も変化してきました。

菊地)あと、自分の家に対する希望を叶えるだけが家づくりではなく、家づくりを通じて地球環境にも貢献できるということをお伝えしたいです。
空き家だとか、古民家とかは特にかっこ良さもありますが、省エネや耐震等を考えることで、その資源を活かして日本の文化も守れます。お洒落であって、自分の生活ニーズを叶えつつ、「自然や地球を守る」という貢献ができるということです。

吉谷)最後にマムズスタイルをご覧の皆さまへメッセージをお願い致します。
菊地)先程申し上げた通り、地球や自然に貢献できるのがリフォーム(リノベーション)です。
ひとりひとりのニーズは違うと思いますが、それぞれ楽しんでワクワクした気持ちでリノベーションを考えてみてほしいです。
今は壁の色塗りや、床にビー玉を埋め込んだり…リフォームの過程でも家族の想い出が作れます。
最近の状況では家にいることが多くなったり、災害も増えていますよね。なので、「今すぐリフォーム、リノベーション!」ということでなくても、ぜひ一度お話を聞きに来て頂いたり相談していただければと思います。
目の前の家を作るという工程ではなく、地球環境や、自分の幸せ・家族の幸せだとかいろんな事を含めたものが「リフォーム・リノベーション」だと思っていただければ嬉しいです。

(インタビュー日:2021年8月27日)