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事業連携企業トップインタビュー【株式会社新生堂薬局】代表取締役社長 兼 CEO 兼 COO 兼 CHO・水田怜

トップインタビュー【株式会社新生堂薬局】

代表取締役社長 兼 CEO 兼 COO 兼 CHO・水田怜

吉谷)企業沿革と事業内容をお聞かせください。
水田)昭和53年の11月1日に、私の父が福岡市南区大橋に「大橋調剤薬局」という薬局を作ったのがスタートです。
当時MRだった父が、医薬分業の時代を見据えて薬局をはじめ、患者様が処方箋を持って帰られるときに、ふと笑顔になって帰られたのを見て、「こうやって地域の方を笑顔にするのは、自分の母がやってたことと一緒なんじゃないか。」と思ったそうなんです。
実は、僕の祖母は、1959年から長崎県南島原市で薬店をやっていたんです。
家と薬局が一緒になっていて、家でご飯作りながら‛ピンポン’ってなったら「はい~」ってお店に出るみたいな感じの、昔の商店のようなお店です。
そこで僕も小さなときに、祖母がお店で近所の主婦の方たちと話をしてるのを見てたんですが、みんなが笑顔だったことは強く印象に残っています。
父はそんなバックグラウンドの中で「今後薬局をチェーン化していくことが、人々の笑顔が増えて地域のためになるんじゃないか。自分のこれがやりたかったことなんじゃないか。」ということでチェーン展開を始め、昭和59年の3月14日に株式会社新生堂薬局として法人成りしました。

最初は調剤薬局と小さなドラッグストアをくっつけた「調剤併設」というスタイルから始めました。10坪ぐらいで、医療用医薬品と一般用医薬品を扱って、ちょっと雑貨あるようなお店がスタートです。
その後、平成10年から平成20年ぐらいに、一気にドラッグストアの出店を加速させました。それは医薬分業がなかなか進まなかったことと、一方でドラッグストアというのが流行りだしたので、チャンスということで。

吉谷)社長の新生堂薬局へのご入社はいつ頃いらっしゃいますか?
水田)僕は2005年入社です。その後2008年ぐらいから会社の経営に参画しだしました。
日本の人口は、この2008年がピークだったんです。そして周りを見るとドラッグストアがめちゃくちゃ沢山あって、このままだとこれから先、会社は潰れるんじゃないかと思ったんです。
その時に「調剤併設ドラッグストアしか生きていけない」って思いました。
そこで、舵取りを変えて、調剤薬局の拡大に乗り出したんです。

2008年の段階でドラッグストアが52店舗、調剤薬局27店舗でしたが、それから調剤薬局を60店舗出店し、2021年は調剤薬局が87店舗になりました。ドラッグストアは出店と閉店を繰り返し52店舗のままです。
時代とともに遡ると、最初の方は調剤薬局が中心の会社で、平成10年から平成20年ぐらいはドラッグストア中心の会社。
平成20年からこれまでの間に調剤薬局にウェイトを置きながら事業を拡大し、今ではドラッグストアと調剤の事業構成比率が半々ぐらいになってきたところです。


吉谷)早い段階から調剤薬局とドラッグストアの併設を見込んで、それが出来るようにブランド作りをされてこられたんですね。
水田)そうですね。そして、うちの会社の理念は「健康なくらしのお手伝い」だから、人々が健康になることであればいろんなことをやてもいいよね、って考えるようになって、薬局とかドラッグストアに拘らず、私達の人と物と金の経営資源を使って何ができるかってことを考えるようになりました。
2010年からは女性専用フィットネス「カーブス」をしたり、2018年からは「エコレットプラス」というアウトレット事業やったりだとか。
その他にも訪問看護ステーションやオンラインショップだとか、あらゆることにチャレンジしています。
そうやって新生堂薬局といえば、「健康なくらしのお手伝い」ってブランドが出来てきたかなって感じています。
これからについては、今強化している調剤薬局とドラッグストアを併設した「ヘルスケアステーション」を新業態としてブランドにしていきたいと思っています。

吉谷)先ほど少しお話に入っていましたが、企業ビジョンと社長のトップとしての想いを伺えますでしょうか?
水田)ミッションが「健康なくらしのお手伝い」で、バリューを「一つでも多くの笑顔を増やすこと」としています。
一つでも多くの笑顔を増やすことをやりながら、「地域一番のヘルスケアステーションにする」っていうのが私達の企業ビジョンです。
このビジョンにはお客様が地域一番のヘルスケアステーションって勝手に思ってくれるんじゃなくて、「僕たちが自主的に動いて地域一番のヘルスケアステーションするんだ!」っていう想いを込めています。
そして「一番」というのは、店舗数1番とか売上1番とかではなくて、社員やお客様やお取引先様にとっての一番最初の選択肢になることを目指しています。
その中でも、僕がずっと大切にしているのは「社員」が一番だということです。社員が働き続けたいと思ってくれることが一番大事だと。
それは社員が辞めずにずっと成長し続けたら、お客様から信頼されますよね。信頼される集団になれば、企業としても信頼して頂けて、
利用し続けたいと思って頂ける。お客様が利用してくださり売上が上がれば、取引先様からもずっと取引したいと思って頂ける。
難しいことではありますが、これが目指しているかたちです。

吉谷)ファミリー層に向けての展開、メッセージを頂けたらと思います。
水田)ファミリー層に限らずですが…生まれる前から、亡くなる時まで関わっていきたいと思っています。
妊活期は葉酸とかのサプリメントの相談にきてもらったり、子育て中はママクーポンを使ってお得にお買い物して頂いたり。
おじいちゃんおばあちゃんも、健康であり続けてもらえるような活動もしていきたいですね。
もし健康でなくなったとしても、在宅サービスも僕たちやっていますし。
よく例え話でさせてもらうんですが、亡くなる時にご家族が「最後に誰か会っておきたい人いる?」と聞いた時に
「新生堂の薬剤師さんお世話になったから、最後に挨拶しておきたい」と言ってもらえるような、そんなお付き合いをしていきたいというのは考え方として持っていますね。
子育て世代のファミリー層については、僕は「お母さんが笑顔であること」がとても大事だと思っています。
お母さんが笑顔であれば、子どもさんも旦那さんも笑顔になれると思うんですよね。
そして、子どもさんの笑顔が家族を笑顔にしたり、旦那さんの笑顔が奥さんを笑顔にしたり。そうやって笑顔が循環すると思うんですよ。
だから、僕らのお店に多く来店してくださる子育て中のお母さん達にハッピーで笑顔でいてもらえるお手伝いができたらと思っています。

新生堂薬局とマムズスタイルで「新生堂薬局アンバサダー」も運営しているのですが、毎月のオンラインミーティングにも僕は参加しています!
この活動も「子育てにハッピーをもっと!」っという想いで始めたものです。皆さんオンラインでお会いしましょう!
新生堂薬局アンバサダーについてはこちらから↓
https://www.instagram.com/p/CLZBqzQJRLp/?igshid=1v4a7nm84h2yr
(@moms.style_fukuoka のトップページリンクから)
新生堂薬局YouTubeでは「社長の知らない商品」というコーナーで色々な商品を体当たりで紹介しています。
これからも皆さんの生活に役立つ情報をお送りできればと思っています!

YouTubeはこちらから↓
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(YouTubeの検索は【社長の知らない商品】で!)

(インタビュー日:2021年8月27日)